こんばんは、うたりです。
今日の札幌は、日差しが人を殺しにかかってきていました。
今、夏、札幌。
9月の北海道にしては珍しい。
息子をおまかせしている児童デイ(児童発達支援)の事業所所長と面談でした。
殺人的な日差しにジリジリと焼かれながら行ってきました。
大変勉強になった。

焼かれ損ではなかった。良かった。
忘れないうちに(そう、忘れそうなんだ…!)まとめておこうと思います。
児童デイ(児童発達支援)とは。
これは、発達ナビさんの記事がとても参考になると思うので、ぜひお読みください。
通称「児童デイ」
正式名称は、
- 未就学児は「児童発達支援」
- 就学児は「放課後等デイサービス」
です。
発達障害をもつ子供を預かり、療育してくれる事業所、という認識でいます。
実際には「療育」ではなく「見守り」中心のところもあるようです。

利用する際には実際に見学して体験入所し、面接してもらってじっくり方針を確認してから、がおすすめ。
発達障害児が小学校入学前にすること、しなくてはいけないこと、したほうが望ましいこと
すること、しなければいけないこと=Must!

えっと、ラン活(ランドセルを選んで注文する活動)?
はまぁ、必要な人がみんなすることだと思うんですが、まず地域の小学校に入学を控えたご家庭みんながすることってなんでしょうか?
聞いたところによると、だいたいの地域で必ず行われるのは
- 「就学前検診」11月くらい
- 「入学前1日体験」2月くらい
だそうです。

今、9月ですね…(遠い目)
ワタクシ事にかまけている間に、あっという間に季節が過ぎ去って秋、状態でした。
ラン活を5月に済ませておいてよかった。
「就学前検診」とは
小学校入学前に入学児童全員が受ける検診です。
自分の住む地域のリンクで申し訳ないのですが、正確な名称は各地違うようなので、一度ご自身のお住いの地域にご確認いただくかググっていただけると幸いです。
入学前一日体験
これも札幌市のリンクを貼らせていただきます。
もしかしたら、全国で行われているものではないのだろうか。
グーグル先生にお聞きしてみたらベネッセさんのHPもありました。
4月から新一年生になるお子さまを対象に、学校生活を体験する「一日入学」を実施している小学校があります。
なるほど。
“実施している小学校が「あります」。”
とあるので、ないところもあるんでしょうかね。
児童デイ(児童発達支援、以降児童デイ表記)の所長曰く

環境の変化に弱い特性を持つお子さんは、ぜひ参加を!
とのことです。
札幌市在住なので、参加すること前提で話が進みました。
したほうが望ましいこと=Better!
したほうが望ましいのは、こちら。
- 発達クリニック(もしくは児童相談所など)での発達検査
- 教育相談室への相談
- 入学予定の小学校の見学1回目(親のみ)
- 入学予定の小学校の見学2回目(親子で)
発達検査
発達障害児ということは、おそらくもう発達クリニックか児童相談所につながっているかと思います。
もしまだそういったところとつながっていない場合は、ぜひ地域の保健センター等にご相談してみてくださいね。

発達検査、もっと早くにしてもらえばよかった!!
2歳のときに1回受けてから受け直していないです。
そう言えば、発達クリニックでは

7月頃にいかがでしょう?
って言われてた気がする!!!
児童デイの先生は

発達検査の結果と見立てを受けてから、入学予定の小学校の見学に行ったほうが良いですね!
とのことです。
障害の程度にもよるかと思いますが、支援を受ける前提で入学準備するなら、発達検査の結果を持って「この子にはどんな支援が必要か、効果的か、望ましいか」わかった状態で次の行程に進んだ方が、受け入れ側も送り出す側も幸せになれる気がします。
支援級か通常級か迷っている場合も検査と見立てを受けて相談してみるといいかなと。
教育相談室への相談
こちらの名称も地域によって変わるかもしれません。
札幌市ではこちら。
あっ、見てみていただくとわかるんですが、札幌の教育相談室ってもう今の受付だと相談自体が11月以降になるみたいです…!!

いそげ!!!
とりあえず、わたしも明日電話で来所相談の受付だけしていただこう。
教育相談は、「発達障害とは診断を受けていないが気になるところがある」というお子さんの相談も受け付けているかと思いますので、お気軽にご相談してみると良いかと思います。
まだ入学(準備)に至っていない場合の相談先は、各地域の「保健センター」及び「児童相談所」になるので、そちらもぜひ。

何を相談したら良いんですかね?
って人も、多分「これからこういう流れになるのでこういう準備をしてみてね!」と教えてもらえると思います。
入学予定の小学校の見学
これは目からうろこだったんですが、

小学校見学は2回がおすすめ!!
らしいですよ!!!
1回目は「親のみ」でいく。
その際に必要な情報はこちら。
- 通常級・支援級を両方見学
- 不登校の対応を聞く
- 支援交流通常級乗り換えしやすさ
- 通常組で気になる子がいる場合の対応
- スクールカウンセラーさんへつながる方法
- サポートの方が入る時間数
- 1学級何人か(男女比)
- クラス替えのタイミング
実際に自分の子供が通う小学校の学級がどのような雰囲気なのかをしっかりとチェックする。
そして、可能性として不登校やいじめの場合に備えて、学校が取っている対応を具体的にお聞きすることが大事らしいです。

もし学区外に通うことが可能でしたら、ここで対応が分かれるなら、雰囲気や対応が良さそうな学校をおすすめします!!
って先生が言っていました。
クラス替えのタイミングを知っておくのがどうして必要なのかは、
「いじめや問題が起こった際の対応があまりうまく行かない場合の環境の変えやすさ」を知っておくと良い、らしいです。

見通し、大事。
ちなみに、入学時に選択した級を変更可能かどうか、というのも結構大事らしく、支援級を選択したものの思ったより子供が頑張れそうな場合、中学受験を考えはじめた場合など、
支援級→普通級
への道が閉ざされていないか。
そして、悲しい可能性ですが、普通級に進んだものの子供がしんどそうだから支援級に変更したい場合にも
普通級→支援級
に変更しやすいか、知っておくことが大事だそうです。
以上のことを踏まえて、
1回目の見学で選択できる学校全部を見て回って入学先を決める。
そして、
2回目はその入学先を決めた上で入学児童を連れていく。
その流れが望ましいらしい。

ふふ、これ、夏前までに済ませたかったな…(9月現在)
後悔先に立たず。
どこかしらとつながっておくことが、とても大事
わたしは息子が小学校入学後も「放課後等デイサービス」と「学童保育(児童館)」利用を考えているので、そちらの相談も受けました。
今回の面談で感じたのですが、

どこかしらとつながっておくことが、とても大事
ということです。
相談に躊躇している方へ
今回こちらをたまたまご覧いただいた方の中には、まだどこかに相談すること自体を迷っている方もいるかもしれません。
そして、わたしもご自身の選択の責任を持つことはできないのですが、

どこかと早くにつながっておいたほうがいい
と、これまでの実感をお伝えしておこうかと思います。
今まだ発達障害者(児)の進路や行く末は定まっていない過渡期だと思われます。
わたし自身が発達障害を30すぎにやっと診断された身で、学生時代をサポート無しで過ごしてきて、社会に出てつまづいて精神科のお世話になったのですが、それを経験したとしても同じく成人期まで発達障害の診断を受けなかったからといって「必ず同じ道筋をたどる」とはいい難いです。
しかし、今、
相談窓口は「争奪戦」。
しかも、成人期に近づくほど、椅子に座ることが難しくなってきている
といった印象です。
なので、もし不安を抱えた状態の方がいらっしゃったら、どこかに相談してみるのもひとつの選択肢だと。
わたしは方々から
「お前は息子を障害者にしたいのか」
という趣旨のお言葉を若干マイルドにしたお言葉、もしくはストレートにそのままの言葉を言われてきました。
実際にそう言われると心揺らぎますよね。わたしもかなり迷いました。
迷って迷って、各所とつながることを選択したわたしの実感としては

息子(と自分)の応援者が増えた
の一言です。
わたしは、ひとりで(もしくは二人)で抱え込むには、人ひとりの将来は重すぎました。
本当の実感を伴っての発言とするならば、息子ひとりを育て上げてからでないと参考にはなかなかならないかもしれませんが、わたし自身は

相談してみてよかったな!
と思ってる、とお伝えできます。
ご参考まで、現在わたしと息子がつながっている対象はこちら。
- 介護ヘルパー(自分。子育てもサポートしていただいている)
- 保育所(障害疾病理由で1歳クラスに入所)
- 幼稚園(引っ越ししたため保育所から転園)
- 発達クリニック(途中で成人期まで診てもらえるクリニックに転院、自分と息子両方お世話になっている)
- 児童デイ(児童発達支援、放課後等デイサービス)
- 相談支援事業
- 保健師
このさきここに
- 小学校
- 教育相談室
も追加される予定です。
こういったつながれる場所を探すことすら一苦労ですが、つながれる先があるということを頭の片隅にでも置いておいていただけると、今後少しだけ安心できるのではないでしょうか。
がんばろうね(白目)
というわけで。

今日はこの辺で!
おやすみなさい。いい夢見ましょうね。
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