おはようございます。うたりです。
札幌、寒いね!
と言っても昼間は25度まで上がるらしいので、爽やかな気候を楽しめそうです。
今日は、以前まとめていたイラストを使って、精神障害・発達障害を持つ母親の妊娠出産育児について話していこうと思います。
センシティブな内容もあるので、体調とご気分によって御覧くださいね。
使えるものは何でも使おうね(はぁと)
以前イラストにまとめたものがこちらになります。
ということで、イラストでまとまっているのは出産についてまで。
ひとつずつ詳しく見ていこうかと思います。
今日は、1.と2.まで。よろしくおねがいします(・∀・)
1.出産病院は総合病院に。減薬・断薬は、かならず主治医の指導のもとに!
減薬・断薬
こちらはほとんどの精神科ユーザーの方が妊娠出産を希望する際のハードルになることかと思います。
自分の判断で減薬や断薬をすることは大変危険です!
妊娠出産を希望することを主治医に相談し、二人三脚(場合によってはパートナーにも協力してもらって三人四脚)で進めていきましょう。
現在は飲み続けていても妊娠・出産ができる薬もありますし、

精神科の薬を飲んでいたら絶対子供は諦めなくてはならないのか…
ということもないので、主治医を信頼して相談してみてくださいね。
ただし、あまりにも調子が悪かったり安定していなかったりした場合は、やはり主治医からストップがかかることもあるかと思います。
妊娠・出産はリミットもあることなので、焦るお気持ちは充分共感いたします。
でもそこで自己判断で強行突破せぬよう……。
授かるかもしれない子供のためにも、自分やパートナーのためにも、家族のためにも。
ベストではなくてもいい、できるだけベターな状態でお迎えできるといいですね。
ちなみにうちは一人っ子、35歳時の出産だったので、高齢出産でした。
出産院の希望はあると思うのですが……
こちらも、きっと

この産院で出産したい!✨
というご希望もあるかと思うんです。
でも、おそらくは精神科もある総合病院を勧められるかと思います。
わたしは当時総合病院の精神科に通っていたため、そのままその総合病院での出産となりました。
(本当はお祝い膳とかが出る近くの産院で出産したかった……!!!)
結果的には、そのまま総合病院で出産してよかったと思っています。
なぜなら、
- 出産入院中、主治医にすぐに相談しに行けた
- 産科の先生と精神科の主治医で連携していただけた
- 精神科通院を気兼ねなくオープンにした状態で配慮していただけた
これがとても安心でした。
里帰り出産などもお考えの方が多いかと思いますが、無理せず大きめな病院に、主治医の紹介状を持ってお入りになった方が安心かと思いますよ。
自分ももちろんですが、赤ちゃんの不調の可能性(薬が移行することによる不調)などもすぐ診ていただけるので、自分と家族を守るために。
母子手帳をもらう時に、保健師さんとつながっておきましょう!
母子手帳申請のときには隠さず伝えておいて!
わたしは妊娠が判明して母子手帳を保健センターに貰いに行く時に、夫に同行してもらいました。
そのとき

わたしは精神科に通っていて、こういう障害を持っています。
と窓口でご相談。
そして、担当してくださる保健師さんが決定しました。
通常は地域によって担当保健師さんが決まるようなのですが、もしかしたら精神科ユーザー専門の方がついてくださった可能性がありました。
とても明るくて、それでいて親身になってくださった保健師さん。

その節は本当にありがとうございました!!!!
今でも感謝で泣けるくらい大好きな保健師さんです。
ただ、悲しいことに……、こういうマッチングは相性の問題もあり、当たり外れもあります。
あまりにも理不尽な対応を取られたりしたら、こっそり「市長への直通メール」とかに詳細を書き書きして送ってみてくださいね。
担当が替わるかもしれません。
(超クレーマーや)(でも自分の幸せのためや)
妊娠したら、出産後に使えるサービスをとことん調べましょう!
ここがかなり重要です。
わたしは出産直前から自立支援の介護ヘルパーさんに入っていただいています。
実は、障害者手帳があったりすると、障害者自立支援の介護ヘルパーさんをお願いしやすくなることをご存知でしたでしょうか。
(正確には手帳がなくても申請できますが、手帳があると申請が通りやすくはなるようです)
夫と二人だけの生活では「なんとか」大丈夫だった家事。
そこに24時間監視が必要で、大事な大事なかわいい怪獣がやってきます……!
- 調子が悪くても寝込めない。
- 自分と赤ちゃん二人きりの密室育児に耐えられない。
そんな可能性を見越した上で、わたしはここで「介護申請」を行いました。
これも、とてもいい保健師さんでしたら教えていただける情報かと思いますが、実は殆どは自分から調べて動かないと教えてもいただけない可能性も高いです。
通常障害者自立支援での介護サービスは、本人にのみ適用されます。
しかし、過去の通達により、母親が障害者だった場合は育児対象の子供の世話も手伝ってもらえるようになりました。
平成 21 年7月 10 日 障害者自立支援法上の居宅介護(家事援助)等の業務に含まれる 「育児支援」について 通達
【長野県HPより※PDFです注意】
https://www.pref.nagano.lg.jp/shogai-shien/kenko/shogai/shogai/joho/jigyosha/tsuchi/documents/21710ikujishien.pdf
障害者自立支援法上の居宅介護(家事援助)、重度訪問介護のサービ
ス提供に当たって、育児をする親が十分に子どもの世話ができないような障害
者である場合の「育児支援」について、従前より、事務連絡やQ&A(別添)
により、具体例をお示しし、家事援助等のサービスの対象としてきたところで
すが、これまでにお示ししていた具体例の他、「育児支援」の観点から行われ
る下記の業務についても対象範囲に含まれます
ということで、あとはリンク先の通達をご覧いただきたいのですが、沐浴や離乳食作り、オムツ替え、保育園の送り迎えなども、ヘルパーさんにお願いすることが可能となります。
もし自治体の申請担当の方がこちらをお知りにならない場合は、プリントアウトして説明するか、こっそり市長メールに……いやなるべく穏便に利用につながるといいですね!
ちなみにわたしは介護サービスの聞き取りのご担当者様を変更していただいたことがあります!
あとは、障害福祉利用に至らないとしても、近所に子育てNPOが複数あり、有償ですが色々と手伝っていただけたり、あとは「ファミリーサポート」はぜひ出産前から利用手続きだけでもしておくことをおすすめします。
さっぽろ子育てサポートセンター(札幌市ファミリー・サポート・センター事業)
(すみません、地元の情報で。ご自身の地域のものは改めてググって見ることをおすすめします)

札幌市ファミリー・サポート・センター事業とは、子育ての援助を受けたい人(依頼会員)と援助したい人(提供会員)が会員組織をつくり、地域や会員相互で子育て家庭を支援する仕組みです。
札幌市ファミリー・サポート・センター事業は、各事業者が橋渡しをしながら、「依頼会員」と「提供会員」が双方合意の下、お互いの責任と信頼関係のうえで援助活動を行うものです。
こちら、通称ファミサポ。
もちろん有償とはなりますが、ベビーシッターさんよりかはお安いです。
申請するには説明会に参加することが必要なので、ぜひ出産前に済ませておきたい手続きの一つになります。
無理せず、焦っても深呼吸、ゆっくりまったり、しっかり。
ということで、本日は1.と2.までお話いたしました。
機会を見て続きを書かせていただこうと思います。
それでは、良い一日を!
うたり
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